2017.12.12

柴崎岳にはヘタフェがよく似合う。
テクニシャンの復活にファン大歓声

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 迎えたエイバルとの一戦は、柴崎の復帰を待ち望むヘタフェ・サポーターのみならず、日本人サッカーファンにとっても注目の試合となった。もちろん、ヘタフェが対戦するエイバルにはもうひとりの日本人プレーヤー、乾貴士がいるからだ。

 異なるチームに所属する日本人同士が相まみえる"日本人ダービー"は、同時にピッチに立つという点では、リーグ創設88年の歴史上、まだ実現したことがない。昨シーズンに実現するかに思われた「セビージャ清武弘嗣vs.エイバル乾」の対決も、乾がメンバー外だったことで幻に終わっている。そこでラ・リーガ側は、多くの日本人が注目するこの試合を日本向けの演出で大々的に盛り上げた。

 まず、試合開始時間を日本のゴールデンタイムの21時に合わせて現地時間13時キックオフに設定。公式ツイッター上では柴崎と乾の対決を"日本風アニメ"と"サムライ風イラスト"の2パターンで作ったバナーを掲示したほか、キックオフ前には柴崎と乾とともに、日本でもよく知られるスペイン人フィギュアスケーターのハビエル・フェルナンデスがセンターサークルに登場。日本人選手2人に挟まれながらキックオフセレモニーを行なうというサプライズも用意した。