大迫勇也は警告していた。監督解任、EL敗退のケルンは降格一直線か (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AP/AFLO

 今後、誰がケルンを率いることになるかは不明だが、大迫が先発出場を続けるのは間違いない。ここまでリーグ戦14試合で12試合に先発している大迫は、フィールドプレーヤーでは最も出場時間が長く、攻撃陣では唯一の安定した存在だ。

 ただ、今後ケガから復帰してくるFW陣の中でどのようなチョイスが行なわれるかは監督次第。大迫の器用さは今のケルンで突出しているだけに、場合によっては再び中盤で起用されることもありそうだ。FWというポジションにこだわるなら、早いうちに得点力を見せる必要があるだろう。

 数字的には「ケルンの降格ほぼ決まり」と言われている。もちろん、ウィンターブレイク中に実のある補強を行なうなどして、リーグ後半戦は過去のデータを覆すような戦いを見せてほしいものだが、不安をぬぐいきれないのは、ここまでクラブが犯してきた数々の判断ミスとドタバタ劇があるからだ。

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