ヤバいぞ、ハリル。セネガルは組織力もアップ。対策は吉田麻也に聞け (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 チームきってのスター選手は、現在リバプールでプレーするFWサディオ・マネだ。リバプールの主軸として活躍するウインガーは、代表では基本システムの4-3-3の主に右ウイングを担当。爆発的なスピードとテクニックに加え、そのしなやかな身のこなしからチャンスに絡む。マネのプレーはプレミアリーグの一流ディフェンダーたちを大いに悩ませているが、だからと言って代表チームで王様的プレーに走ることもない。

 どちらかと言えば、フィニッシャーは1トップを務めるFWディアフラ・サコ(ウェストハム・ユナイテッド)やFWムサ・ソウ(アル・アハリ)に任せ、自らはお膳立て役を買って出ているような印象もある。幸い、日本にはかつてマネのチームメイトだった吉田麻也(サウサンプトン)がいるので、その情報を頼りに対策を練りたいところだ。

 とはいえ、その他にもモナコのFWケイタ・バルデ・ディアオ(22歳)、トリノのFWエムベイェ・ニアン(22歳)、レンヌのFWイスマイラ・サール(19歳)など、伸び盛りの若手アタッカーも控えており、層は厚い。マネ以外の前線ふたりは固定されていないのが現状だ。

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