日本は勝てるのか。W杯で激突するポーランドはこんなに強い

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の組み合わせ抽選が終わり、日本代表がグループリーグで対戦する3カ国が決まった。日本と同じグループHには、ポーランド、コロンビア、セネガルが入り、決勝トーナメント進出をかけて争うことになる。

 なかでも、第1シードとも言うべき「ポット1」の国であるポーランドは、欧州予選を1位通過した「伏兵国」として当サイトでも特集した注目の存在だった。そこで、もう一度記事を振り返り、日本のライバルとしてクローズアップされることになったポーランドの実力を図ってみたい。果たして日本は欧州の古豪に勝つことができるのか。

W杯欧州予選で歴代最多16ゴールを記録したポーランドのレヴァンドフスキW杯欧州予選で歴代最多16ゴールを記録したポーランドのレヴァンドフスキ 

 欧州で順当に本大会出場を決めたのは、フランス、ポルトガル、ドイツ、イングランド、スペイン、ベルギーの強豪6ヵ国。いわゆる「ヨーロッパの第1グループ」とされる強者たちだが、なかでもドイツ、イングランド、スペイン、ベルギーの4ヵ国はいずれも無敗で首位通過。圧倒的な強さを見せた一方で、昨年のユーロ2016優勝国ポルトガルと準優勝国のフランスは予想外の苦戦を強いられ、ようやく最終節で本大会出場を決める格好となった。

 一方、首位通過を果たした残り3ヵ国のアイスランド、ポーランド、セルビアは、W杯優勝を狙うには厳しいものの、いずれも旋風を起こす可能性を十分に秘めたダークホース的存在。日本ではあまり馴染みのない国かもしれないが、対戦相手にとっては実にやっかいな注目のチームが揃った印象だ。

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