久保裕也、超ド級のスーパー復活弾。それを日本代表でもやってくれ! (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo Getty Images

―― 今季初ゴールとなったオーステンデ戦の"ごっつぁんゴール"のようなものでも、自身の状況はガラッと変わるものですか?

「変わると思います。やっぱり1点獲れると自信がつくし、かなり変わると思いますね」

―― オーステンデ戦の試合後、あのシュートを打つときは「緊張していた」と言っていました。

「それまでずっと、ゴール前で外すシーンが多かったですから。『コンディションがよくないから、最後のところで息が上がってシュートを吹かしちゃうのかな?』とずっと考えてました。ただ、『冷静さがあれば、最後のところも決められる』とも思ってましたから」

 10月に入ってからは3ゴールと、久保のシュートはコンスタントに決まり出した。そして11月には「ゴラッソ(スーパーゴールという意味のスラング)」も生まれた。もはや久保にとって、「2年目のジンクス」は関係ない。

 ひざのケガを治してコンディションを上げ、少しずつゴールを決めさえすれば調子は戻ると信じ、そして復活を遂げた久保裕也――。スーパーゴールの目撃者となれた今、彼を追い続けてよかったと思うのだ。

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