プレミアで再びキャプテンの吉田麻也。
「そういう立場は自覚している」

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 主将を任されたことについて、本人は「在籍年数の序列でしょ」と笑う。しかし、サウサンプトンで在籍6季目を迎え、チームを引っ張っていこうとする意識はさらに高まっているという。29歳になった8月24日の誕生日には、クラブとの契約を3年延長したことが発表された。

「立場やポジション、立ち位置、年齢もどんどん変わってきている。日本代表でもそうですけど、そういう立ち位置になってきているのは自覚しています。勝ちを手繰り寄せられるチームになりたいし、自分自身もそういう選手になりたい。もうワンステップ、ツーステップと上がっていければ」

 サウサンプトンは、直近3試合で2敗1分と未勝利。吉田は「勝ちたい」と語気を強め、自身の立ち位置については「来週(の出番)はわからないという状況が続く。だからこそ、この試合で結果を出したかった」と危機感を感じている。

 次節はホームで行なわれるWBA戦。主将を任せるなどペジェグリーノ監督は吉田を高く評価しているとはいえ、オランダ代表のファン・ダイクやDFヴェスレイ・フートとのポジション争いは熾烈を極めている。もちろん、チームとして何よりも勝利がほしい。

 吉田、そしてサウサンプトンは、次節で勝ち点3を手繰り寄せることができるか。

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