決定機で外し、悔しがる岡崎慎司。代表ウィークは「休養」でリセット (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Nikkan sports/AFLO

 今回のボーンマス戦で改めてわかったのは、岡崎の出来――特に「献身的な守備」の出来がチームパフォーマンスに直結することである。

 岡崎としてはゴール数を伸ばしたい。特に相手がビッグクラブではない場合は、前傾姿勢になるのが自然なことだろう。しかし、岡崎を軸としたプレッシングサッカーが機能しない、あるいはハマらないと、レスターは苦戦を強いられる。そうなると、日本代表FWのゴールチャンスも必然的に少なくなる。

 ボーンマス戦はチーム全体の動きが散漫だったのが苦戦の主因だが、岡崎とバーディーを軸にしたプレスが機能しないと、レスターの攻撃には勢いが生まれない。まずは、積極的な守備ありきの攻撃。攻撃と守備のバランス取りの難しさを、岡崎も感じたのではないだろうか。

 レスターの次戦は10月16日にホームで行なわれるWBA戦。第2節を最後に勝利から見放されているレスターとしては、この一戦に勝って仕切り直したいところだ。

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