決定機で外し、悔しがる岡崎慎司。代表ウィークは「休養」でリセット (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Nikkan sports/AFLO

 岡崎、そしてレスターにとって、最大のチャンスは60分に訪れた。

 前方に走るバーディーにロングパスが出ると、イングランド代表FWに追走しながら岡崎がペナルティエリア内に侵入。バーディーがダイレクトで岡崎の足もとに落とすと、日本代表FWはゴール前でボールを受ける。そのまま右足のインサイドキックでゴールを狙ったが、枠を捉えきれずゴール右にそれていった。レスターにとって、この試合一番の決定的なチャンスであった。

「今日はやっぱり、あのシュートでした。『あれを決めれば』という感じでした。今日は内容もよくなかった。チームとしても相手のほうが格段によかった。

 そのなかで、あのゴールシーン。決定的なシーンで、深読みしすぎたこともあったんですけど。相手がシュートコースをクローズしてきたので、その逆側を狙うという意味ではよかったんですけど。決定的なチャンスだった。ああいうところを決められればデカい」

 その9分後、岡崎はFWケレチ・イヘアナチョと交代を命じられた。だが、チームパフォーマンスは一向に改善せず、0-0のスコアレスドローでプレミアリーグ第7節を終えた。レスターにとって、消化不良の感が強い一戦になった。

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