岡崎慎司、連続スタメン落ち。バーディーの相棒に選ばれるためには... (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 ただ、岡崎はそれだけで満足していない。目標は、あくまでもFWとしてゴールの数を増やすこと。与えられた時間で、いかに結果を掴むか。この一点に集中しているので、先発の有無や出場時間には不満を感じていないという。

「『試合の流れを変える』ということより、もっと決定的な仕事をすることに対して自分に厳しくしたい。試合に出られないことを嘆くより、今の(与えられた出場時間の)20分でゴール前でのクオリティのことを考えたい。チームにはいいFWがたくさんいる。前回の試合で(イスラム・)スリマニを先発で使い、今回はイヘアナチョを使った。そこから考えられるのは、先発メンバーを回してバーディー以外の選手のモチベーションが下がらないようにしたいということ。もちろん、高いお金を使って獲得したという事情もあるでしょう。

 プレミアリーグはそういう場所。だから、そういうことを考えていること自体、もう時間の無駄というか。自分が出たときに何をやれるかが大事。今日の試合も『試合に出て満足』ということでなく、『20分のなかで結果を出さなければ、次のチャンスはない』というふうに考えています。プレミアリーグのFWに安定はないと思います。世界の代表クラスが揃っていますから。やっぱり自分も負けたくないので、結果を残していくしかない」

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