岡崎慎司、連続スタメン落ち。バーディーの相棒に選ばれるためには... (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 試合中、シェイクスピア監督はこの2トップに「バーディーが前方、イヘアナチョが後方」の「縦の位置関係」をとるように指示を出していたが、前所属のマンチェスター・シティでも1トップを張ることが多かったナイジェリア人アタッカーは、バーディーを後方で支えるセカンドストライカーの役割をうまくこなせなかった。

 パフォーマンスが劇的に向上したのは、途中交代で岡崎が投入された69分から。中盤と最前線の間のポジションに陣取り、パスとフリーランで2つのエリアをつなぐ役割をこなして自軍の攻撃を活性化。そして、敵がアタックの起点としていたセントラルMFに素早く寄せ、その威力を半減させた。攻守両面で、岡崎の起用効果は大きかった。

「相手のセントラルMFを潰すことを一番に考えた。センターバックに持たせるようにさせて、彼らがボールを持ったときにプレスにいけば『抑えられるな』と思った。守備で圧力をかけて相手のミスを誘うことで、自分たちのリズムが取れるようになる。それは、自分なら絶対できると思っている。試合の流れを変えることができるのは、自分でも十分わかっているので」

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