柴崎岳、光と影のバルサ戦。衝撃のファインゴールから謎の負傷交代 (3ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 昨年のクラブW杯決勝レアル・マドリード戦に続くバルセロナからのゴールは、大きなインパクトを与えるものであり、柴崎という選手のビッグゲームでの強さとそのタレント性を、あらためてスペインだけでなく世界に知らしめるものとなった。ゴールを決められたGKテア・シュテーゲンが「ガクを祝福しないとね。すごいゴールを叩き込んだのだから」と賞賛の声を上げるほど、すばらしいものだった。

 柴崎は今季ここまで、ボルダラス監督の信頼を勝ち取って試合出場を重ねたうえ、世界のトップクラスを走り続けるバルセロナから記録に残る結果も残すなど、プリメーラという舞台で好調なスタートを切っていた。

 それだけに突然のアクシデントは、本人はもちろん、多くのサッカーファンにとっても悔やんでも悔みきれないものだろう。今はただ、左足のケガが軽傷であることを祈るしかない。


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