「正直、受け入れがたい」。ヘルタ原口元気の冷遇はいつまで続くのか (3ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

 いずれにしても、原口への"冷遇"がシーズン開幕後も続いていることは、限られた出場機会を見れば明らかだ。この試合でも、原口に出場機会が巡ってきたのは、後半の残り時間もわずかという85分のことである。

 FWサロモン・カルーとの交代で4-2-3-1の1トップに入った原口に与えられた出場時間は、ロスタイムも含めて10分弱。それにもかかわらず、あわや決勝ゴールかというシーンも作っている。

 GKからのロングボールをFWマシュー・レッキーがヘディングで落としたところに走り込み、ボールを拾った原口は果敢にペナルティエリア内へ進入。左足で放ったシュートは、際どくDFにブロックされたが、見せ場は作った。

「レッキーが(ヘディングの競り合いに)勝つと思っていたんで、うまく抜け出せましたけど、決め切れなかったんで、そこが......。1本決め切る力があれば、いろいろ(自分を取り巻く状況が)変わってくるなとは思いますけど。でも、現状1本しかないので......時間が......」

 わずかな出場時間であろうとも、そこで結果を出せないもどかしさと、そもそもわずかな時間しか与えられないもどかしさ。原口は複雑に入り混じる感情に戸惑うように、引きつった笑いを浮かべた。

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