香川真司、CLと代表戦を大いに語る。「勝ってW杯に行くのが運命」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 3トップに入って前線にアクセントを加える役割ではなく、試合を支配し攻撃を作り出すポジションで、チームの軸としてスタメンでプレーするイメージはすでにできあがっている。先発出場はなくても、ポジティブなイメージを抱いているようだ。

 香川のコメントの端々に、チームの雰囲気がよく、自身のプレーにも高い可能性を感じていることがうかがえる。例えば、この試合前日には、今季のチャンピオンズリーグ・グループリーグの組み合わせが発表された。ドルトムントはレアル・マドリード、トッテナム、アポエル(キプロス)と同組になることが決まった。香川は冗談を交えながら、こんな風にこの組み合わせを語っている。

「レアルは何回もやっているから......チームとして。個人としてはあまり試合に出てないからあれですけど、ポット1のどれかとは当たるわけで、逆にポット3にトッテナムがいるっていうのはちょっと反則というか(笑)。ポット3の一番強いのが来た。そこはすごくタフなゲームになるし、自分にとっては厳しさであったり、どこまでやれるかが試される。チームとしても個人としても、勝ち切れればさらに自信をつけていける。厳しい試合になりますけど、チャレンジして勝ち切りたい。

 特に今シーズンは、グループリーグを見てもそう(楽しみ)ですし、監督が代わって自分としてはすごく新しい日々を送っていて新鮮ですし。本当に日々楽しくやれているので、これから待ち受けているものに対しても、ポジティブにやっていきたいなと思います」

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