香川真司、大迫勇也はW杯予選に間に合うのか。ブンデス開幕節の暗示 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AFLO

 一方で、酒井高徳(ハンブルガーSV)はアウクスブルク戦でベンチのまま出場はなかった。1週間前のドイツ杯1回戦オスナブリュック戦で敗れ、強気で楽観的な彼にしては珍しく、がっくりと肩を落としていたのが気になるところだ。宇佐美貴史(アウクスブルク)と内田篤人(シャルケ)はベンチ外。8月31日までに彼らがどのような選択をしていくのか、注目せざるをえない。

 代表で主力となるべきひとり、香川真司(ドルトムント)はヴォルフスブルク戦に86分から登場している。3点をリードし、すでに試合が決着してからの出場だった。決してコンディション自体は悪いようには見えないが、脱臼した肩に関しては、まだ痛みや怖さがなくなったとは言い切れない状態のようだ。「試合に入ったら、恐れはないというか......その気持ちでやっています」と、いまひとつ歯切れは悪い。

 目に見える状態の変化はあるかと聞くと、「そんなに(急激に)は変わらないです(笑)。可動域自体はいきなり広がらないので、まだまだ広げていきながら。ただ、試合とか練習はできる状態なので、そこは全く言い訳にするつもりもないし、出られる状況なので、全く問題ない」と答えた。

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