香川真司が復帰プランを自ら語る。
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  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 今季初のプレーとなったのは、12日に行なわれたドイツ杯1回戦リーラジンゲン戦だった。香川は61分から左ウィングで出場。だが、トップコンディションからは程遠く、相手との接触も避けながらのプレーだった。

 4-3-3が基本システムとなりそうな今季のドルトムントで、香川はインサイドハーフで起用されることが多くなりそうだ。この日、左ウィングだったのは、ウスマン・デンベレやマルコ・ロイス不在といった台所事情によるものだろう。

 とりあえずこのタイミングで香川が実戦に復帰することは既定路線だったようだ。

「試合に何分出るかは言われてなかったですけど、出るというのはスカウトから言われていた。でも思ったより長かった。10分、15分かなと思っていたので」

 相手は6部のチーム。すでに3-0とリードしており、無理する必要のない状況が作られていた。ケガをした肩の具合はどうなのか。

「痛みはないですけど、まだ可動域が(戻りきっていない)......。伸びない時にぎゅっとやると痛みがあるし、コンタクトという意味ではまだまだ(練習を)やっていく必要があります。もちろん恐怖心もありますし、癖になりやすいと言われてる箇所だから、しっかりとトレーニングしてやらないとまた癖になるので。こけ方だったり、リスクマネジメントをして準備しないと、ケガをしちゃう可能性は十分ある。ましてや今は代表もあるし、ケガをできない状況なので、しっかりやっていきたいと思います」

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