香川真司が復帰プランを自ら語る。ブンデス日本人選手10人の最新状況 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 ヘルタ・ベルリンの原口元気は、3部ハンザロストック戦に80分から出場した。移籍希望を公言してきたが、ここにきて「開幕までに決まらなかったらヘルタに残る」と言うようになった。しかし、依然として去就はまだ決まっていない。

 プレシーズンの序盤に軽いケガをした浅野拓磨(シュツットガルト)は、ここまで途中出場が多かったが、4部コトブス戦で先発に返り咲いた。昨季の終盤も先発を外れることが多く、アタッカーとしては何よりも結果が求められる。

 ドイツ杯1回戦でベンチ外となったのは大迫勇也(ケルン)、内田篤人(シャルケ)、宇佐美貴史(アウクスブルク)の3人。大迫はキャンプ中のボローニャ戦で負傷していた。マインツから加入したジョン・コルドバとの相性を確かめる貴重な場で、わずか13分での負傷退場は痛かったが、ペーター・シュテーガー監督は大迫を軸と考えているようだ。W杯予選に間に合うのかを含めて、回復具合に注目したい。

 内田と宇佐美はコンディションに問題はないにもかかわらずベンチ外だった。

 6月7日の日本代表、シリア戦で左肩を負傷した香川真司の現状はどうか。

 7月にプレシーズンが始まってからも対外試合でのプレーは一切なし。アジアツアーの浦和レッズ戦では顔見せの意味もあってベンチに入ったが、8月に入ってドイツスーパーカップ、バイエルン戦でもベンチ外となっていた。

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