2017.08.10

香川真司は未だベンチ外。今季の形が
見えないドルトムントは大丈夫か

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AFLO

 最近ではバルセロナがウスマン・デンベレの獲得を狙っているという噂も出ている。デンベレやクリスチャン・プリシッチを含め、スピードのある前線の若手はサッカー選手として急成長中であり、いつビッグクラブに引き抜かれてもおかしくはない。

 そしてそれ以外の中心選手はというと、負傷者の多さが目につく。ドイツ杯決勝でまた前十字靭帯断裂の大ケガを負ったマルコ・ロイスは、リーグ戦の前半戦は不在を覚悟しなくてはならないだろう。昨季のリーグ最終節にケガをしたユリアン・ヴァイグル、そして日本代表のシリア戦で右肩を脱臼した香川真司は、まだ一度もベンチに入っていない。

 香川に関しては、8月末にW杯予選も控えており、復帰具合が気になるところではあるが、現状を見る限りまだ時間はかかりそうだ。ボス新監督は、監督就任時のインタビューでわざわざ名前を出すなど、香川の起用に希望を持たせたが、今のところはまだ土俵にも上がっていない。

 以上を整理すると、あくまで現時点では昨季とほとんどメンバーは変わらず、ただケガで出遅れている選手が多いということになる。安定しているといえば聞こえはいいが、パフォーマンスのマンネリ化が危惧され、選手層の薄さも解決できていない。