来日したミチェル・サルガドに聞くジダン、フィーゴ、そして故郷セルタ (5ページ目)

  • 栗田シメイ●取材・文text by Kurita Simei

──クラブ、代表での経験が豊富なサルガドさんですが、今後、監督としてピッチに戻る道は考えているのでしょうか?

「今はアカデミーで子供たちを指導することが楽しくて仕方がない。ただ、人生は巡り合わせの連続だと考えています。この先さまざまな活動をする中で、そういうタイミングがあったら監督を目指す可能性もあるでしょう」

──その場合は故郷であるセルタでしょうか、それともレアルですか?

「私には『心のクラブ』が2つあります。それは、生まれ故郷にあるセルタと、たくさんの経験を積ませてもらったレアル。どちらも家族のようなもので優劣はつけられません。実際に、去年のMIC(地中海地域で行なわれる、世界最大級のジュニアサッカー国際大会)では、レアルにもセルタにも選手を連れていきましたしね」

──最後に、Jリーグで指揮をとることに興味は持っていますか?

「繰り返しになりますが、インターネットの普及などでどの国にもスポットライトが当たるようになり、サッカーは非常にオープンなスポーツになっている。アジア諸国はもちろん、どの国のクラブにも世界に認知されるチャンスが出てくる時代に突入しています。私も常に扉を開いていますし、チャンスや巡り合わせがあれば日本のクラブで指揮をとることも考えたいです」

■海外サッカー 記事一覧>>

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る