タラゴナ鈴木大輔に聞く「リーガの2部って、どんなサッカーですか」 (7ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 こっちに来て、何がしたいのか。その覚悟をして来ることが大事かなと。それがあれば、苦しくても割と楽しめると思う。逆にそれがないと、語学がちょっとできたとしても全然話にならないと思います。これは持論なんですけど、覚悟がある人は、きつくなったときに原点に立ち返ることができるから」

――鈴木選手も何回か原点に立ち返りましたか。

「オレはその都度、原点に戻っていますよ。海外にチャレンジするんだと、勢いでこっちに来たときのひとつひとつの目標を思い出すと、元気が出る。足を削られても、ちょっと試合に出られなくても、仲間にミスを自分のせいにされても、『まあ、頑張るか』と」

――鈴木選手を見に来る日本のファンも増えたのでは?

「最近、増えましたね。『柏から来ました』とか、すごく嬉しいですよ。モチベーションは間違いなく上がりますね」

――そして日本でも最近、セグンダの試合の一部がテレビで見られるようになりました。

「楽しみな半面、責任感は増しますね。ただ自分はこのスペインでのプレーを楽しんでいるし、挑戦している。それが一番だと思っています。だから日本で自分の試合を見られることも、楽しんでやろうと思っています」

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