タラゴナ鈴木大輔に聞く「リーガの2部って、どんなサッカーですか」 (6ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

――スペインではCBのフィードがとても大事だと言われます。

「まだまだですけど、よくなっているとは思います。どう繋げばゴールに近くなるか、それは見えてきている。1人飛ばしてサイドを使ったり、ボランチに当てて、また動き出したやつに当てたりとか。簡単に回したり、ラインを越えたり、プレーの幅は増えているかなと。フィードに関しては練習から学んだものも大きいけど、もちろん、自分で試合の中から気づいたものもあります」

――スペインのサッカーは攻撃的と言われますが、前提にしっかりとした組織があります。

「組織的なところは細かいですね。彼らは自然に同じ絵を描けていますよね。その能力は自分も身につけたいです」

――スペインに来る前にしとけばよかったなと思うことはありますか。

「言葉は間違いないでしょうね。スペイン語をもう少しやっていたら、とは思います。触ってはいたんですけどね。それだけでも自分の中では違った。もし何にも手を付けないで来ていたらもっと大変だったと思います。ただ、言葉は枝葉の部分だと思う。もっと大事なのは覚悟だと思います。

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