タラゴナ鈴木大輔に聞く「リーガの2部って、どんなサッカーですか」 (5ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

――日本での鈴木大輔とスペインでの鈴木大輔は違う、と。

「似ているけど違いますね。けど、その違いは自分の中にあったんだなと思います。こっちで出している自分も、昔から持っていたんだなと気づいた。きっかけがあれば、気づくものだと思います」

――毎試合、結果を求められていますが、そのプレッシャーは厳しいですか。

「CBなので、毎回、反省しています。もしミスが10あったら、それをゼロに近づけていけるように試合をして、自分の型を作っていく。CBというのは、やられないと始まんないなとも考えています。いろんなやられ方をして、いろいろな選手と対面して型を作っていくしかない。守備は経験のポジションだと言われますが、それも一理あるなと思っていて、いい試合をしてもまだまだ足りないなと常に反省をして、ミスをゼロに近づけていく感じです」

――理想とするのはどんなCB?

「セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)みたいに点も取れる存在感のあるCBというのはあるけど、チアゴ・シウバ(パリSG)のように、簡単そうにやっているんだけど、どしっと腰を据えている感じの選手になりたいですね。理想は内なる闘志を秘めて、どんと構えているタイプのCBです」

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