バイエルン5連覇。ドルトムント香川真司は先発復帰も隠せない疲労感 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by picture alliance/AFLO

 結果的にシュート数では23対5と圧倒しながら、ゴールを割ることはできなかった。香川にもチーム全体にも"お疲れ感"が漂った。

 次節の相手は3位争いをしているホッフェンハイム。今季の順位を決める大事な一戦となるが、幸運なことに試合まで1週間空く。

「だいぶ楽になると思います。この連戦ではチャンピオンズやポカール(ドイツ杯)もあって、本当に息つくひまもなかった。しっかりとまたリフレッシュして、新たな気持ちでラスト3試合を迎えたいと思う。オンとオフをしっかりと切り替えることが大事だと思う。時間はゆっくりあるので、次に向けて調整したいと思います」

 言葉にも疲労感が出てしまうあたりが、香川の正直なところだ。

 一方、W杯予選で負ったケガから復帰したケルンの大迫勇也は、扁桃炎でこの試合を欠場した。チームスタッフによれば、大迫本人もこのドルトムント戦を心待ちにしていたという。もし出場していれば、ドルトムントをもっと苦しめることができたかもしれないだけに残念な欠場だった。

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