「使ってもらえないかも」。岡崎慎司が語ったアトレティコ戦への危機感 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 しかし、結果的にウジョアを入れたロングボール攻撃は思うように機能しなかった。試合勘が欠如しているせいか、彼の動きが重かったのが理由のひとつ。同タイプの長身FWであるイスラム・スリマニも、「(クリスタル・パレス戦の)試合前日に鼠径(そけい)部に違和感を覚えた。アトレティコ戦に向けて状態はよくない」(シェイクスピア監督)という。クリスタル・パレス戦でメンバー外となっているスリマニは、アトレティコ戦での復帰が難しいかもしれない。

 そうなると、バーディーと岡崎の2トップでアトレティコ戦に臨むか、あるいはバーディーの1トップか。いずれにせよ、岡崎としてはこれまでとやることは変わらないという。

「第1レグを改めて振り返っても、自分のやるべきことはしっかりできていたと思う。ただ、まあしょうがない交代だったというか......。あとは(25分にクロスボールに反応して飛び込んだが、わずかに合わなかった)あのゴールを決めていれば。自分がアウェーゴールを取っていれば、ヒーローになっていたと思うし、評価も全然違った。(チームとしてのチャンスが)あれぐらいしかなかったと考えたら、特に反省することもない」

 0-1で第1レグを終えたレスターとしては、アウェーゴールを与えないような形で試合をスタートさせなければならない。ただ、慎重になりすぎると彼らのよさも出てこない。絶妙なさじ加減が必要だろう。

 そのなかで、岡崎はいかに存在感を示すか――。注目の一戦は、現地時間4月18日の19時45分にキックオフだ。

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