2017.03.07

崖っぷちのバルサとアーセナル。
CLで4点差を逆転できる可能性は?

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi
  • photo by Getty Images

 一方のアーセナルは、ミュンヘンでの悪夢の後、サウサンプトンとのリーグ戦が延期されたこともあり、公式戦は2試合しかなかった。ナショナルリーグ(5部に相当)に所属するサットンとのFAカップ5回戦は、無難に2-0で突破したが、4日のプレミアリーグ第27節のリバプール戦では1-3と敗北。ベンゲル監督は相手のプレスを嫌って、らしくないロングボールの戦術を採用し、エースのアレクシス・サンチェスを先発から外した。

 20年前、キック&ラッシュの無骨なスタイルだったガナーズに、パスサッカーを持ち込んだフランス人指揮官の行動とは思えないものだ。あるいは、ユベントスやインテル・ミラノへの移籍が囁かれているチリ代表アタッカーに何かを示したかったのかもしれない。しかし結局は、2点を先行された後のハーフタイムに彼を投入して敗れているのだから、迷走と言われても仕方ない。

 本稿執筆時点の最新報道では、アーセナルがユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督に来季から指揮権を託すことで、本人と口頭で合意したとも伝えられている。タブロイド紙の記事のため信憑性は低いが、ベンゲル監督が現所属先で21年目を迎える可能性も低そうだ。水曜日に奇跡が起これば話は変わってくるが、今のガナーズにそれを期待するのは酷というものだろう。

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