岡崎慎司の評価がV字回復。暫定監督も「お前はチームの助けになる」

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 レスター・シティが残留をかけて争うハル・シティとの"直接対決"を3-1で制した。この結果、降格圏18位のミドルスブラとの差は5ポイントに広がった。しかも、クラウディオ・ラニエリ監督の解任からチームは今シーズン初の2連勝。3-1で快勝した前節のリバプール戦に続き、今節も躍動感あふれるサッカーで3ゴールを奪い、一時の壊滅的状況を脱した印象さえ残した。

岡崎慎司も献身的な守備で貢献し、レスターは今季初の2連勝をマーク岡崎慎司も献身的な守備で貢献し、レスターは今季初の2連勝をマーク そして、FWの岡崎慎司も2試合連続の先発出場を果たした。4-4-2の2トップの一角に入ると、「最前線のFWジェイミー・バーディー」と「4枚の中盤」の間(あいだ)を疾走。「とにかく前から(敵を捕まえに)行こう」というクレイグ・シェイクスピア暫定監督の指示どおり、日本代表FWは積極的にプレッシングに参加した。敵との間合いを詰めてボール奪取を試みれば、マーカーの動きを事前に察知してチェイシングもする。こうした献身的な守備のおかげで敵のパスが乱れ、後方にいる味方がマイボールにするシーンもあった。

 岡崎いわく、「『チームが勝つために』と思っているぶん、守備から入ろうと考えていた」。ゴールには絡めなかったが、昨季のプレースタイル――つまり積極的なプレッシング→ショートカウンターでゴールを狙うサッカーに立ち戻ったレスターの中心に、岡崎がいたのは間違いない。そんな岡崎を、シェイクスピア暫定監督も高く評価しているという。日本代表FWは言う。

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