2017.02.21

カンナヴァーロからチェ・ヨンスまで。
中国は「スター監督」も爆買い中

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 同じくヨーロッパで実績をあげた「バリバリ現役」の監督でいうと、河北華夏を指揮するマヌエル・ペジェグリーニもそう。昨シーズンまではプレミアの強豪マンチェスター・シティを率いていたチリ人監督で、かつてビジャレアルで名を上げ、あのレアル・マドリードを率いたこともある世界的名監督のひとりだ。

 年齢は63歳ゆえ、キャリアの晩年と言えばそうなるが、マンチェスター・シティ監督退任から間髪入れずに中国へ渡ったことを考えれば、少なくともヨーロッパで職がなくなったから中国に活躍の場を移したわけではないだろう。

そのペジェグリーニ率いる河北華夏には、アルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシ、コートジボワール代表FWジェルヴィーニョ、カメルーン代表MFステファーヌ・エムビア、冒頭のブラジル人MFエルナネスといったスター選手も在籍。昨シーズンからプレーするラベッシこそ、コンディション不良が続いて活躍できていないが、つい最近までヨーロッパの主要リーグで主軸を担っていたジェルヴィーニョやエルナネスもいるだけに、ペジェグリーニ監督の采配次第ではACL出場権を十分に狙えるはずだ。

 一方、元世界的スター選手だったという点では、2014年から2015年にかけて広州恒大を率い、昨シーズンから2部リーグの天津権健の監督を務めてスーパーリーグ昇格に導いたファビオ・カンナヴァーロ、そして2015年から広州富力を率いているドラガン・ストイコビッチにも注目が集まる。