香川真司、また中盤からはじき出される。ライバル復帰で厳しい現実 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 攻守の切り替えもうまくいかず、せっかくの4-3-3もどこかバラバラ。ドルトムントは終盤、ゲッツェ、ウスマン・デンベレを投入したものの、事態は好転しなかった。結局、後半38分に1点をもぎ取られ、引き分けに。勝っていればバイエルン、ライプツィヒを追う3位に順位を上げるところだったが、4位で足踏み。フランクフルトをも追わなくてはならない立場だ。

 かといって、「香川が出場していればドルトムントはこう変わる」という要素が見出しにくいのも事実。チームの調子が上がらないから、メンバーを入れ替えながら試行錯誤を続けるはず、だから香川にもまたすぐチャンスが巡ってくるはず......といった形での楽観はできない状況だ。

 チームも香川も、早急に立て直しのきっかけをつかむ必要がある。

■海外サッカー 記事一覧>>

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る