チェルシーに完敗。4試合で4通りのレスター布陣に岡崎慎司も当惑 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 理由は、アフリカ選手権に選手(MFリヤド・マフレズ、FWイスラム・スリマニ、DFダニエル・アマーティ)が行って、ベストメンバーを組めないから。『監督の力でなんとかしよう』という感じだと思います。それを考えてできる選手たちだったらいいんですけど、(レスターは)やっぱりひとつのことを徹底的にやるチームだと思うんです」

 その岡崎は、中盤から最前線まで幅広く走り回り、攻撃を活性化しようと試みた。中盤まで引いて縦パスを引き出したり、敵を背負った状態から前方ターンで打開を図ったりしたが、試合の流れを引き寄せるところまでは至らなかった。0−3で試合終了のホイッスルを聞くと、両手でひざを叩いて悔しさを露わにし、足取り重く選手控え室へ消えていった。

 それでも取材エリアに姿を見せると、前向きな姿勢を崩そうとしなかった。

「本当、コツコツという感じだと思うんですけど。これで、『やっぱりバーディーと中盤との間で(自分が)必要や』と思ってくれれば、起用されるかもしれない。

 このチームでできること、俺のやれることは大きくは変わらない。それをコツコツと見せて。自分が出て、チームの結果が上向けば、必ず使ってくれると思うので。ゴールも、もちろん獲りに行きたいです」

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