あの選手にC・ロナウドより高い給料。今冬も中国の「爆買い」が爆発中 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 実際、この冬もオスカルとテベスに続き、ユベントスへの移籍が濃厚と見られていたベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル(27歳)がFCゼニトから天津権健へ推定年俸約22億円で、そしてチェルシーのナイジェリア代表MFミケル・ジョン・オビ(29歳)も推定年俸約10億円で天津泰達へ移籍する道を選んでいる。

 また、実現はしなかったものの、FWクリスティアーノ・ロナウドやFWロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)にも法外なオファーがあったことをそれぞれの代理人が明かすなど、まだまだビッグネームの中国流出は続きそうな気配にある。

 この中国の脅威について的確な分析をしているのが、元バルセロナのMFシャビである。

 自身のキャリア晩年となった2015年夏、カタールのアル・サッドに移籍した元スペイン代表のシャビは、英紙『ザ・サン』の取材に対して、「メジャーリーグサッカー(アメリカ)に大物たちが移籍しているが、それは通常、その選手のキャリアの終わりを意味するものだった。しかし中国のケースは、まったくそれとは違う。彼らは、キャリアのピークにあるトッププレーヤーたちを惹きつけている」とコメントした。

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