バーディー出場停止。岡崎慎司は「次節がチャンス」と静かに燃える (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

「昨季は、みんなが自信を持ち始めて、ドリブルを勝手にしたり、自分の意思でタメを作ったり、ダイレクトで何回もつないだり、ああいうのは全部感覚でやっていた。なので、このチームはハチャメチャなほうがチャンスになるかもしれない。後半(から内容が)よくなる試合が多いし、そういう意味では、自分もそこでやりたいなって思う。

 ちょっと失点を怖がっているというか、開き直ったプレーが前半からできないのは、たぶん監督がデリケートになっている部分もあると思う。だから、今日みたいな試合は、そういうプレーを思い出す意味でもよかった」

 たしかに昨季の前半戦は、波状攻撃に転じて勝負をひっくり返す試合が少なくなかった。しかし今季は、チーム全体でプレスに行かないことも多く、攻撃が停滞することは珍しくない。

 次節は、バーディーが出場停止で迎えるエバートン戦(12月26日)。スリマニとウジョアはプレースタイルが似ているだけに、スリマニと岡崎で2トップを編成すると考えるのが自然だろう。

 バーディー不在の試合で、レスターは攻撃の新たな可能性を示すことができるか。

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