ケルン大迫勇也インタビュー「守備に頑張っていたら、攻撃できないな」 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格●写真 photo by Chiba Itaru

――「守備で頑張ることを捨てる」と割り切るのは勇気がいったのでは?

「勇気いりますよ、それは。守備をしなくなって、最初は周囲から『なんで?』と言われたりしましたけど、そこは目をつぶって。その分、攻撃で目立たないといけない。攻撃で存在感を出すことを意識的にやりました。今年のプレシーズンキャンプからそれができたので、その結果、フォワードでプレーすることができたのかな」

――ちょうどそんな時、チームも2トップでいくことになりましたね。

「運がよかったかな。フォワードの選手も2人獲ったのかな。それで5~6人、フォワードがいて、そうなったら監督も2トップにすると思うし、その中でうまく自分がやってきたことがいい感じで回ってきたのかなという感じです」

――現在は2トップに定着しましたが、1トップでは厳しいということですか。

「いい選手がいるから。モデストがゴール前にいて、実際、点が獲れているわけですから。でも、これからマークは厳しくなると思うし、その中で僕が獲れれば、またもう一個上にチームがいけるんじゃないかな」

――やはり大迫選手自身が点を獲りたい?

「最近、チャンスがあるからね。フランクフルト戦もそうだし、アウクスブルク戦もそうだった。チャンスがあるわけだから、そのチャンスで獲れれば、自然とボールが集まるだろうし、もっとチャンスが増えると思うから」

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