ケルン大迫勇也インタビュー「守備に頑張っていたら、攻撃できないな」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格●写真 photo by Chiba Itaru

――というのは?

「去年、一昨年は、守備もしっかりしなくちゃいけない、頑張らなきゃいけない選手だったけど、今年はある程度、自由に攻撃のほうに力を使えるという意味で自由になったかなと。監督からは今までも、攻撃は自由にやっていいと言われていたけど、それが徐々に試合で出せるようになってきたかなと思います」

――チームが今季から2トップを採用していることと関連していますか?

「それもありますね、ある程度。あとは、『あいつにそんなに守備は求めてない』というのは、感じることはあるので」

――今までと求められることが変わった?

「あまり守備のことは求められてもね。ドイツだからやらなきゃいけないというイメージはありますけど、フォワードの選手は攻撃面で目立たないと意味がないし。最低限はやりますよ、もちろん。だけど、しすぎないことはすごく意識してやりました。去年の後半、試合に出られなくなった頃(15~16シーズン後半戦は途中出場が続いた)からかな。『こんな守備に頑張っていたら、俺、攻撃できないな』と思って。『無理っしょ?』みたいな。逆に開き直れたのかな、出られなくなって」

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