レスターがマンCを粉砕。岡崎慎司は名将ペップの戦術をこう見ていた (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 しかも皮肉なことに、テコ入れを行なう転機となったのは、Bチーム編成で臨んで大敗したチャンピオンズリーグのFCポルト戦(0-5)だったという。岡崎は、この試合でフル出場していた。

「今までは、チームが負けることを怖がって、あまりプレッシャーに行かなかったり、(自陣で引いて)待ってるだけのような状況が続いていた。ポルト戦でそれをチャレンジして、まったくダメで、監督もダメだと思ったんじゃないか。だから(プレスを)前から行くということも考えて、行くときと行かないときを(ハッキリさせた)。だからたぶん、(ポルト戦で限界を見せた)自分らが相当犠牲になったんじゃないかなと思う(苦笑)。

(プレスに)行くときは行って、引くときは『こういうふうに守備しろ』って守備練習をしたので、そういう意味では(練習で)クリーンになった部分はあるんじゃないか。イーブンなボールにみんなで行くというようなプレーが、最近あまりなかった。誰かひとりだけしか行かない、みたいな。でも、今日はみんなで行っていたので。相手もスロースタートだったので、そこを突いて(20分までに)3点獲れた。そこが一番大きかった」

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