宇佐美、細貝...消息が途絶えがちなブンデス日本人選手の逆襲はあるか (4ページ目)

  • 鈴木智貴●文 text by Suzuki Toshiki
  • photo by AFLO

 一方、ブンデス2部のシュツットガルトに所属する細貝萌も、ようやく復調の兆しが見えてきた。

 今季、ヘルタから完全移籍でかつての名門クラブに加入した細貝は、第2節デュッセルドルフ戦で開始11分に左太ももの肉離れを起こし、「ここ7年くらいで(大きなケガは)初めて。こっち(ドイツ)に来てから今まで、ベルリンでストレス性の皮膚の問題があっただけで、それ以外はケガをほとんどしなかったので」と、直後2試合の欠場を余儀なくされた。それだけでなく、復帰後の10月中旬には右足のつま先も負傷。ドイツ杯を含む公式戦5試合連続でベンチ外となるなど、不運続きだった。

 その間、昨シーズン主にU-23シュツットガルトを主戦場としていたマティアス・ツィマーマンが、主将クリスティアン・ゲントナーの相棒としてボランチの座を獲得しつつあり、細貝もここ2試合のリーグ戦では、いずれも80分以降の出場となっている。

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