長友佑都を高く買うインテル新監督。なのに、なぜ移籍話は消えないのか (4ページ目)

  • マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 1月のメルカートも近いが、インテルは今回、チームの人数を減らす方向で動くはずだ。今のインテルのトップチームにはなんと29人が所属している。これはあまりにも多すぎる。少なくとも4人の選手が放出されると思われる。

 長友のいるDFにも何らかの動きがあるかもしれない。それも特にサイドバック。なぜならインテルは新たにこのポジションにマンチェスター・ユナイテッドのマッテオ・ダルミアンの獲得を検討しているからだ。もしこれが実現すれば、この夏に獲得したアンサルディは別として、あとの3人、ダニロ・ダンブロージオ、サントン、そして長友が天秤にかけられ、誰かが確実に放出されることになる。

 この3人を比較してみると、契約期間はダルミアンとサントンは共に2018年まで、長友は2019年まで。つまりイタリア人の2人はすでに契約更新の交渉を始めなければいけない時期にある。ただし年齢は長友が一番上である。

 今、長友が監督に高く評価されているのはまぎれもない事実である。しかし1月の移籍から全く無関係ではいられないことも、また同じくらい確かなのだ。

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