2016.11.21

岡崎慎司は「飛び出しで勝負」。
レスター不振と代表戦の刺激で原点に

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 スペースがないうえに、レスターに優れたパサーもいないことから、岡崎は徐々に位置取りを下げていく。PKを誘った縦パスではゴールにつなげたが、その後は得点に直結する危険なプレーを見せられなかった。日本代表FWは68分で交代。チームも1−2で敗れた。

 今季の岡崎を振り返ると、極めて微妙な立ち位置にいる。シーズン序盤はスリマニの加入を機に出場機会が激減。ベンチを温め続けたが、チームパフォーマンスが振るわないことから、第9節のクリスタル・パレス戦で先発に復帰した。この試合で1ゴールを記録。しかし第11節のWBA戦は、前半だけで交代を命じられた。岡崎のプレー内容は悪くなく、チームがうまく機能しなかったことが交代の理由だった。

 チームプレーがかんばしくないことから先発に復帰できた一方、本人のプレー内容に関わらず、チームパフォーマンスが悪ければ真っ先に交代を命じられる。ここが岡崎の抱えるジレンマだが、「チームを助けるプレーをやっていても、(監督の)評価を取りにいっているみたいで。それじゃ自分のポイントじゃない」と悟ったという。

「どちらかと言うと、『チームのリズムを作ってから』というプレーが多かったですけど、自分のよさはそこだけではない。もうひとつの自分のよさである、(相手DFの背後へ)抜け出すところで勝負していこうと。『やっていこう!』みたいな感じですね」