うなだれるメッシ。W杯南米予選「10番対決」はネイマールに軍配 (4ページ目)

  • 沢田啓明●文 text by Sawada Hiroaki photo by Getty Images

 チッチが監督に就任して以降、これで南米予選は5戦全勝。中盤戦の最も重要な試合に快勝したことで、選手たちはさらに大きな自信を得た。南米予選はまだ7試合あるが、おそらく予選突破は間違いないだろう。

 一方、アルゼンチンは守備陣と攻撃陣が間延びしており、中盤の攻防で劣勢を強いられている。そのため、攻守両面で連動したプレーができておらず、個人技頼みとなっている。これでは、レベルの高い相手には通用しない。15日にはホームに強敵コロンビアを迎えるが、もしその試合に敗れたら監督交代は免れないだろう。

 個人的には、チームが劣勢に立たされるとすぐに下を向いてしまうメッシは主将にふさわしくないと考えている。主将は闘将ハビエル・マスチェラーノが適任だろうし、そのことがメッシの精神的な負担の軽減にもつながるはずだ。

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