小林祐希が描く未来予想図。「今、一番行きたいのはウェストハム」 (6ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • ルート・フースト●写真 photo by Ruud Voest

 この世界の評価はお金だから、俺はなるべく早く高い違約金で売られ、より高いレベルのクラブに行きたい。だけど、いきなりバルセロナやアーセナルは無理だから、その間にヘーレンフェーンより上の中堅クラブを挟んでね。

 中堅クラブと言っても、オランダならアヤックス、PSV、フェイエノールト。そうすれば、次はバイエルンやバルセロナの道が広がってくる。イングランドだったらクリスタル・パレスや、今は2部だけどアストン・ビラに行けたら、次はアーセナルもあるよね。そういう考え方をしています。

 実は今、一番行きたいのはウェストハム。(MFディミトリ・)パイェと一緒にやりたい。彼の王様ぶりを近くで見て、どういう雰囲気を醸し出しているのか――。彼も、俺のように遅咲きだと思う。彼の凝縮された人生を近くで見てみたい。


【profile】
小林祐希(こばやし・ゆうき)
1992年4月24日生まれ、東京都東村山市出身。2011年、東京ヴェルディユースからトップチームに昇格。2012年にはクラブ史上最年少で主将を務めた。2012年7月、ジュビロ磐田に期限付き移籍(同年12月に完全移籍)、司令塔としてジュビロのJ1復帰に貢献する。2016年8月、ヘーレンフェーン(オランダ)と3年契約で移籍。代表デビューはキリンカップ2016決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦。ポジションは攻撃的ミッドフィールダー。182センチ・72キロ。

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