ヘーレンフェーン小林祐希「オランダで愛されている理由」を自ら語る (6ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • ルート・フースト●写真 photo by Ruud Voest

―― チームメイトは小林選手のことを好きでしょうね。

小林 そうだと思いますよ。だって、俺とプレーしたら絶対に楽しいもん!

―― 小林選手はヘーレンフェーン初の日本人選手です。スカンジナビア諸国の選手を獲得するヘーレンフェーンの伝統は、ヨン・ダール・トマソンから始まりました。

小林 そうなの? ヘーレンフェーンの人たちは、「小林祐希みたいに安くていい選手が日本にはいるんだろう。そうしたら、俺たちは日本を見ないといけない」って言っている。「日本って、こんなにいい選手がいるんだ」って意外とビックリしているかもね。これからもヘーレンフェーンは、日本人を獲り続けると思います。そういう道を俺も作ってあげようと思っています。でも、そのチャンスを掴むのは結局、選手次第だよね。俺だって、チャンスは自分で掴んだんですから。

(後編に続く)


【profile】
小林祐希(こばやし・ゆうき)
1992年4月24日生まれ、東京都東村山市出身。2011年、東京ヴェルディユースからトップチームに昇格。2012年にはクラブ史上最年少で主将を務めた。2012年7月、ジュビロ磐田に期限付き移籍(同年12月に完全移籍)、司令塔としてジュビロのJ1復帰に貢献する。2016年8月、ヘーレンフェーン(オランダ)と3年契約で移籍。代表デビューはキリンカップ2016決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦。ポジションは攻撃的ミッドフィールダー。182センチ・72キロ。

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