「信頼されてないのかな」。前半だけの交代が腑に落ちない岡崎慎司

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 プレミアリーグ第11節、ホームで行なわれたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)戦。レスター・シティの岡崎慎司は、45分間だけで出番を終えた。

 公式戦で2試合ぶりの先発出場を果たしたが、前半だけで交代を命じられた。代わりにFWジェイミー・バーディーを投入したレスターは、後半に2ゴールを許して敗戦(結果は1-2)。降格圏まで2ポイント差の14位に順位を落とした。

岡崎慎司は精力的にピッチを走り回るも前半だけで交代岡崎慎司は精力的にピッチを走り回るも前半だけで交代 クラウディオ・ラニエリ監督がピッチに送り出した先発布陣は、FWイスラム・スリマニと岡崎を2トップに配した4-4-2。前戦のチャンピオンズリーグ第4節FCコペンハーゲン戦で採用した5-4-1が機能しなかったことから、従来の4-4-2に戻したが、チームは輝きを取り戻せなかった。

 それでも、前半終了時のポゼッションは60%。チーム全体の動き出しは鈍かったが、ボールを保持して優位に進めることはできていた。しかし、前半のシュート数は0本。むしろ、相手にボールを持たせ、カウンターで仕留めるWBAの術中にハマっているような試合展開だった(※WBAのシュート数は5本)。

 そんななか、岡崎は攻撃のスイッチを入れようと精力的に走り回った。MFリヤド・マフレズと細かいパスワークで局面打開を図ったり、中盤でボールを受けて股抜きでマーカーをかわしたりと、攻撃のリズムを生み出そうとしていた。

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