2016.11.06

スピードが速くなった吉田麻也。
ELで長友佑都との日本人対決を制す

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 インテル戦でも、イカルディやペリシッチなど速さのあるアタッカーに振り切られる場面は一度もなかった。「初速」についても、昨季の序盤に比べると向上しており、安定した守備につなげている。さらに吉田は、ポジションを争うライバルたちのプレーも参考にしていると話す。

「フォンテやファン・ダイクからもすごくいろいろ学べている。インターセプトなんかも、ファン・ダイクはすごくうまいので。見ていてもすごく勉強になります」

 もちろん、開幕戦からベンチ暮らしが続いている国内リーグ戦については、「プレミアリーグが恋しい」と思いの丈を口にする。しかし、焦っても仕方がない。今は、出場した試合で質の高いパフォーマンスを続けていくことが大事だと強調する。

「移動があって、審判の判定基準も違うヨーロッパリーグは難しさもあるけど、僕としても、チームとしてもチャレンジャーなので、エキサイトしながらやっている。もちろん、プレミアにも出たい。週末の試合に出たいという気持ちは大きい。でも、ひとつひとつ実績を残して、チャンスを待つのみです。フォンテもファン・ダイクもすごくいいので。なかなかチャンスは巡ってこないけど、『来る』と信じてやるべきことをやるしかない」