ラニエリも「岡崎の必要性」に気がついた。
連続スタメンでシンジ絶賛

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 レスター・シティの岡崎慎司が、2試合連続で先発出場を果たした。

 アルジェリア代表FWのイスラム・スリマニの加入を機に、「控え組」にまわってベンチ暮らしが続いていたが、前節のクリスタル・パレス戦で先発出場。岡崎のハードワークでチームパフォーマンスが著しく向上し、3-1の勝利に貢献した。その存在価値が再評価され、2試合連続となる先発につながった。

強豪トッテナムと引き分けFWバーディーと抱き合う岡崎慎司強豪トッテナムと引き分けFWバーディーと抱き合う岡崎慎司 迎えたトッテナム・ホットスパー戦でも、岡崎はエネルギッシュなプレーでチームを支えた。敵の攻撃起点となるベルギー代表のムサ・デンベレ、ケニア代表のビクトル・ワニャマというふたりのセントラルMFをマークしながら、チャンスになると前線の危険なエリアへ飛び出した。ただし、組織力の高い強豪トッテナムが相手であったことから、日本代表FWは動きの比重を「守備」に傾けていたという。

「今日のテーマは守備ですね。守備が6~7割で、攻撃が3割ぐらい。『デンベレとワニャマのマークを外すな』と言われていたので、彼らについた。あのふたりを自由にさせないことがキーポイントだった。マークを外したときはチャンスを作られたし、自由にさせなかったときは、何もやらせなかった。『中盤で戦う』というのも変な話ですけど、MFの位置にも入るので、そのへんはうまくやっていたかなと思います」

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