今季CLで未だ出番なし。香川、岡崎、清武の「受難」はいつまで続くか (2ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi
  • photo by AFLO

 中盤のレギュラーを務めてきたラファエル・ゲレイロとゴンサロ・カストロ、ウイングのアンドレ・シュールレ、守備陣のウカシュ・ピシュチェク、マルセル・シュメルツァー、ソクラティス・パパスタソプロスらが負傷。スベン・ベンダーやマルコ・ロイスら以前からの長期離脱組に加えて負傷者リストはさらに長くなっており、トーマス・トゥヘル監督も頭が痛いところだ。

 こうした状況もあり、14日に行なわれたブンデスリーガのヘルタ・ベルリン戦では香川の先発復帰も予想されたが、結局はベンチスタートとなり1点ビハインドの60分から途中出場。決定機につながる好パスを通したり、原口元気のハンドを誘発してPKを獲得したりするなど、随所に輝きを放って1-1の引き分けに貢献し、現地メディアでもまずまずの評価が与えられた。

 先発かどうかはさておき、今度こそ2シーズンぶりとなるCL本戦のピッチに立つことができる可能性は高い。16日に自身のSNSで「良い準備をして頑張ります」と綴った日本代表MFには、苦しい状況にあるチームを救う活躍を期待したい。

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