通訳なしで地元TV登場。すぐにオランダ化した小林祐希の凄い適応力 (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 サポーターも総立ちになって『いいゲームだった』と称えてくれるのは、若い選手にとって特にいいかもしれない。(サポーターが)サッカー自体をわかっているなと今日感じましたね。日本とは盛り上がり方が違う。相手のサポーターはさっさと帰っちゃう。アウェーではすごいブーイング。そういうのを毎試合感じられるんで、楽しいなあ」

 オランダフットボールのカルチャーを全身に浴びるように感じながら、その先にあるヨーロッパフットボールへの夢を小林は語る。

「でも、楽しいだけじゃ駄目なんで、試合のときは楽しいのを忘れて、勝つことだけ。1対1に勝つ、局面に勝つ、試合に勝つ。それがいつか実を結ぶ。いつ実を結ぶかわかんないけれど、俺は何回も言うけれど、ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグを狙い続けてやっていきたいと思っている。周りの人は笑うかしれないけれど、俺はそれに向かってがんばります」

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