シャルケを見守る内田篤人と憧れる南野拓実。ELでの「複雑な胸中」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AFLO

「(ブンデス第2節の)バイエルン戦は負けたけど、久しぶりに立ち上がれなかった。上(スタンド)で見てて悔しくて。それくらいいい試合をしていた。(新加入選手を含め)いい選手が揃っているからもったいないな、と。ちょっと試合に慣れて勢いに乗れれば、みんなやれると思う。今日見ていても、(体力が)切れないからね、最後。ああいう粘れる選手がいると、試合は落ちない。

(元マインツのクリスティアン・ハイデルが今季からシャルケのスポーツディレクターに就任した件について)マインツから来たからかどうか知らないけど、マインツって、そんなにすげえ選手はいないけど、毎回てこずる。けっこう嫌だったの。マインツには頑張るサッカーのイメージがある。その色がちょっとずつ、(今季)獲った選手から出ている。最後まで切れずに走る、やれる選手を獲っているのかなって。使っている選手を見るとそういう感じがする」

 無関心を装いつつも、チームのことが気になって仕方がないといった様子だった。復帰まではまだ少々時間がかかりそうではあるが、ここまできたら焦らずに完全復帰を目指すしかない。

 一方、ザルツブルクの南野拓実はそんなシャルケに圧倒されていた。

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