出番なしの香川真司。ドルトムント大勝で「岡崎と清武は?」と気遣う

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Newspix.pl/AFLO

 さらに51分のゲレイロの得点はデンベレのシュートのこぼれ球。76分、ゴンサロ・カストロが交代出場直後に決めた5点目はクリスティアン・プリシッチからのクロス。87分のオーバメヤンの得点は、カストロが中盤から送った長いスルーパスに抜け出し1人で持ち込んで決めた。

 なかでも先制点を決めたゲッツェは満面の笑みを見せた。バイエルンからの復帰であり、純粋な新加入選手ではないが、それでもこの3年間で監督が交代し、メンバーも大きく変わっている。古巣での得点を心の底から喜んでいることが伝わってきた。

 ライプツィヒ戦でベンチ外だった香川真司は、この日はベンチに入ったが、出場機会は訪れなかった。試合後はさぞ厳しい表情を見せるかと思いきや、リラックスした表情で取材エリアに登場し、笑顔を見せた。

「チームがいいスタートを切ったから。前半の15分で3点を取る試合ってなかなかないですけど、ものすごくよかったんじゃないですか。(自分の出場は)3-0になり、4-0になった時点で、足の状態もそんなにパーフェクトではないし、監督とも話をしていたので、もう出ないかなと思っていました」

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る