本田圭佑が初出場&中国マネー100億円注入で、ミランは好転するか?

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(3)

今季初めてセリエAのピッチに立った本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS)今季初めてセリエAのピッチに立った本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 日本の読者の皆さんにはいいニュースがひとつ、そして悪いニュースがひとつある。

 本田圭佑はついに2016~2017シーズンのデビューを果たした。ウディネーゼ戦の後半34分、ホセ・ソサと交代しての出場だった。しかしミランは前節に引き続き敗れてしまった。ホームのサン・シーロで、それも決して勝てない相手ではないチームに......。ウディネーゼがミランゴールを脅かしたのはたった1度だけだったが、そこから決勝点が生まれてしまった。

 試合後のヴィンチェンツォ・モンテッラの分析は明確だった。

「試合結果には満足していない。苦い思いでいっぱいだ。ウディネーゼは低い位置で守りを固めたチームで、それを崩すことは難しかった。我々もあまり出来はよくなかったが、終盤ではまるで愚弄されたような感じだった。ついていなかった。非常に残念だ。なぜならどうしても勝てないときは、負けないことが重要だからだ。今後はより懸命に、質の高い練習をしていく必要があるだろう」

 またモンテッラはこうも付け加えた。

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