岡崎慎司も不発。レスターを研究し尽くしたリバプールの戦略勝ち (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「そこまで調子は悪くなかったし、ちょっと交代が早かったかな、と正直思います。結構、むちゃなボールが来て、トラップミスとかもあったので、そういうところも見られていたのかなとは思いますけど。もうちょっと(交代を)引っ張ってほしかった。0−2にされていたら仕方ないけど、まだ1-2だったので。そのあと、テンポを取り戻したし、あの感じだったら、もう15分引っ張って様子を見てほしかった」

 たしかに、岡崎の動きは悪くなかった。献身性と積極性の両方を示しながら、自分のやるべきことをこなしていた。しかし、リバプールの狙いどおりに試合が進んだことで、ラニエリ監督は修正が必要と判断したのだろう。

 だが、ここに難しさがある。おそらく、ラニエリ監督の岡崎評は、「どうしてもピッチに残しておきたい危険度の高いFW」の域には達していないのだろう。こうした序列や評価を、今シーズンの戦いのなかで覆していきたい。

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