1位はC・ロナウド。ではサッカー選手の年収ランク2位〜10位は? (3ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Yoichi Igawa photo by Getty Images

2位(全体2位):リオネル・メッシ/バルセロナ、アルゼンチン代表

 史上最多5度のバロンドール受賞を誇る、もうひとりのスーパースターが2位に入った。チームからのサラリーとボーナスが5340万ドル、広告収入が2800万ドルの総額8140万ドル(約84億円)。メインスポンサーのアディダスとの契約は年間1000万ドル以上とされ、昨年のバロンドール獲得によるボーナスがクラブからだけでなく、スポンサーからも入ったようだ。ただし、ロナウドはチャンピオンズリーグ(CL)優勝などのボーナスを得た上、ファッション広告にもすんなり収まるように、ビルボードとしての使い勝手もメッシに優る。それが順位に表れたのだろう。

3位(全体21位):ネイマール/バルセロナ、ブラジル代表

 メッシに大きく差をつけられた3位には、バルサの同僚ネイマールがランクイン。収入の総額は3750万ドル(約39億円)で、その内訳はサラリーとボーナスが1450万ドル、広告収入が2300万ドルと、このランキングに入ったサッカー選手のなかでは唯一、スポンサー料がサラリーを上回った。リオ五輪で金メダルを手にしたばかりの王国のエースは大会前にクラブと新たに5年契約を結んでおり、現地報道では1500万ユーロ(約2000万ドル)に増額されたと見られている。

4位(全体23位):ズラタン・イブラヒモビッチ/マンチェスター・ユナイテッド、元スウェーデン代表

 3040万ドルのサラリー(ボーナス含む)に700万ドルのスポンサー収入を足して、総額3740万ドル(約39億円)。今オフにユナイテッドへ移ったイブラヒモビッチのこの数字は、昨季まで所属していたパリ・サンジェルマン時代のものだ。赤い悪魔との1年契約の内容は、週給22万ポンドほどと言われており、年間で約1144万ポンド(約1520万ドル)と減額。おそらく来年のランキングでは、圏外にいる可能性が高い。

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