全オランダが賞賛。ハーフナーがあの元J監督とのコンビで絶好調 (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

「(移籍するか残留するかは)フィフティー・フィフティーですかね。話はあるんですが、まだ2年契約があるんで、チームが決めないといけない部分もあるし、個人で決めないといけない部分もありますので。別に個人的には残ってもいいと思っていますから、移籍の話はチームと代理人に任せています」

 移籍話を代理人に任せているのは、コルドバへの移籍で失敗した苦い経験があるからだ。当時、フィテッセで成功を収めたハーフナーにはフェイエノールトから声がかかり、周囲も「もう少しオランダリーグでやってからビッグリーグにステップアップしたほうがいい」とアドバイスしたのだが、ハーフナーはそれを聞かなかった。

「個人的には、『(スペインリーグに)行きたい、行きたい、行きたい』という願望が強すぎ、無駄に自分から押してしまったのが悪かったと思います。結局、ああなって、代理人が『言っただろ?』って......(苦笑)。『じゃあ、次は(代理人に)任せるよ』という感じです」

 結果的に、移籍市場は8月31日で締め切られ、ハーフナーのデン・ハーグ残留は決まった。だが、これからの活躍次第では冬、ふたたび移籍市場で彼の名前が浮上するのは間違いないだろう。

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